noteの端っこ

日々の事や趣味のことをつらつらと書き連ねていくブログ。

「BIULD KING」が打ち切りになりそうな話。

今週は呪術廻戦が救済でいつもの感想・考察が書けないので、人知れず打ち切りになりそうな「BUILD KING」の紹介となんで打ち切りになりそうなのか書いていこうと思いま。

 

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物語のあらすじ

人類居住エリア外に位置するハンマー島に住む「とんかち」と「レンガ」は、幼いころに自分たちの命を助けてくれた大工の「シャベル」にあこがれ、大工を目指す。

「シャベル」は生物が絶滅するほどの天変地異にも耐えられる謎多き建築物『ビルドキング』の現場に行くために二人に別れを告げる。「とんかち」と「レンガ」はその背中を追って『ビルドキング』を任せられる大工になるために突き進む。

 

ウィキペディアのストーリー欄にあらすじなかったから自分で一話読んで何とか形にした。まだ単行本も出てないしなかなかやばい状況だなと再確認してしまった。

 

 

 

 

主人公の考え方と最終目的が不一致気味

あらすじにも書いたが最終目標は「ビルドキング」の現場を任せられるほどの大工になることなのだが、主人公(とんかち)は壊滅的に建築センスがなく、家に住まなくても安心して暮らせる。と初っ端から否定的な思想を持っている。師匠のシャベルの恩を仇で返すようなキャラクター。

 

個人的には最終目標がある作品(ワンピースやナルト、鬼滅とか)の方が読みやすくて好きなのだが、それは目標がはっきりしているからこそ主人公の考えや行動がはっきりしていて、感情移入できたり応援できるのが根本にあるのだが、

この作品は前述の通り、「企画や営業はしませんけど大きな案件任せられたらやりますよ。」みたいなダメ人間みたいな思想してて好きじゃない。おれを見てるみたい。

 

主人公を含め、登場人物に魅力が感じられず共感もできない

この作品は主人公以外の登場人物も共感できなくて読んでてつらいのが残念なところ。世界観の設定なんかは結構細かいのだが、登場人物のほとんどは若干のクズだったり、登場してもすぐにフェードアウトして主人公らの場面へという展開が多すぎて深堀がされない。外装は豪華なのだか内装は家具もなくてスカスカな家って感じ。

 

そもそも主人公が低年齢なのが挙げられるのだが、同じくらいの年齢の主人公で「ダイの大冒険」のダイや「NARUTO」のナルトと比べると他の登場人物との交流が少なく、とんかちとレンガの現場見学の描写が多いせいで二人の性格や考え方が明瞭としない。

そのくせレンガはとんかちのことを持ち上げるから読んでるこっちは「ああそうなの?」って感想がメインになる。

脇役も基本フェードアウトするくせに登場する周りのモブはやたらと盛り上げるから読者は基本おいてきぼり。ディフェンスに定評のあるキャラやバランスの良いことでしられる選手らの紹介がひたすら繰り返されてて「誰だよ…」ってなる。

 

現在、本誌で連載されている作品のスピード感との違い

本誌で連載されている作品のスピード感がかなり上がってきているのがこの作品にとって向かい風になっているのかもしれない。

チェンソーマン、呪術廻戦、鬼滅の刃も原作を読んだり、アニメを見た人はわかるかもしれないがかなりテンポが速いのが特徴に挙げられる。

いまワンピースが連載開始されたら間違いなくガイモンさんの話はカットされるだろうしフォクシー海賊団もあんなダサい海賊旗を掲げることもない。キン肉マンならアシゴンの存在はなかったことになるだろう。幽遊白書なら最初の善行を積むところもカットされるかもしれないくらい今の連載作品はスピード感があり、早いうちに見どころを出さなければ飽きられてしまう。作品のジャンルによって差異はあるだろうが、少なくとも少年ジャンプで連載している以上そういった連載陣と比べられてしまうのは免れない。

 

現在の展開とこの先どうしたらよいのか

若干のネタバレになるが、現在は建築士の試験を受けている真っ最中で「NARUTO」の中忍試験にあたる展開になっている。ここでもあまりキャラの深堀ができてなくてつまらないのだが、まだ試験も開始したばかりでここからの展開に期待したい。

単純にこの先どういう展開があると盛り上がるのだろうかというのを一読者なりの考えを少し書いておくと、「先輩キャラの見どころの追加」と「敵対組織、またはそれに近しい競争相手の出現」あたりが欲しい。多分、単純なライバルキャラはレンガにあたるだろうし、今後の展開でとんかちと競争する明確な理由付けがされるだろう。

ただ建築するだけなら本誌で読む必要がない。webやアプリの方で連載するのが自分のスピードで連載できると思う。本誌でやる以上それなりの展開が欲しいのでそこの追加として上記の二つを挙げた。

 

正直絵が古いとかは関係なしに世界観の設定読むのは楽しいからTRPGボドゲの設定作りのネタとして読んでみてほしい。